タイトル | : | 北アルプスを望む家 | |
建物種類 | : | 住宅 | |
所在地 | : | 北安曇郡池田町 | |
仕様 | : | 木造2階建 | |
建築規模 | : | 101.66㎡ | |
施工会社 | : | 株式会社矢口工務店 | |
竣工 | : | 2021年 | |
写真 | : | 荒井 洋 | |
東京から移住する家族のために作った住宅です。
3区画を新しく造成した土地で、偶然売れ残っていた区画を購入されました。北アルプスを南から北までほぼ全て見渡せる絶景の地です。現地を訪れてまず気になったのは南隣の住宅の窓の位置です。明らかに爺ヶ岳から白馬三山までを見るために北西の角に窓が設置されていました。通常ならこちらも敷地すれすれまで建物を寄せて室内から山を眺められるようにするところですが建物を少し後退させしかも角度を振って隣家の窓からの眺望を妨げ無いプランとしました。施主も快くこの提案を受け入れていただいたお蔭で、大変良好な隣人関係が形成されています。残った変形部分をテラスとして使っています。
居間は食堂から一段下がっており薪ストーブを設置しました。段差部分に腰掛けるとストーブを囲むコーナーになります。平面計画の一番の特徴は2階の最も眺めの良い部分にワークスペースを作ったことです。リモートで東京とつながりつつ、景色を堪能できる最高の場所となりました。