タイトル | : | 蟻ケ崎の家 |
建物種類 | : | 住宅 |
所在地 | : | 長野県松本市 |
仕様 | : | 木造2階建て |
建築規模 | : | 146.50㎡ |
施工会社 | : | 田沢川窪建設 |
竣工 | : | 2015年 |
友人の住宅です。
増築を重ねた旧家の古い方を解体して新しく増築しました。旧家は背の高いブロック塀に囲われ、常緑樹が植えられ、とても暗い住宅であったため、施主は明るくて温かい家を希望しました。
ブロック塀を壊し、常緑樹を広葉樹に替えて開放的な家を提案しましたが、あまりにも開放的過ぎるとの施主の気持ちに答え、隙間を空けた板張りの雨戸を設置しました。隙間からは風が通りしかも夏の日射は防いでくれます。プライバシーを保ちつつ、ある程度の明かりも取り込める工夫ですが大好評です。
もう一つの特徴は2階の廊下を南側に作ったことです。普通、部屋は南に面して廊下は北側に作ります。室内干しもしたいし、バルコニーにも干したいという希望をかなえるため、南側に廊下を作りました。個室の戸を中空のポリカーカーボネートとすることで十分明るさを確保できました。