タイトル | : | 姫宮の家 |
建物種類 | : | 住宅 |
所在地 | : | 松本市 |
仕様 | : | 木造2階建て |
建築規模 | : | 128.74㎡ |
施工会社 | : | 株式会社滝澤工務店 |
竣工 | : | 2018年 |
面積が54坪でしかも北側を除く三方に家が建つというなかなか厳しい条件の敷地に親子5人の住宅を設計しました。特に南面は背の高い総2階建ての住宅で冬日陰を作ることが明らかでした。しかし既に周りの住宅が完成していることから周辺環境を生かした間取りと窓の配置をする事が可能です。南東と南西の隅が開けていることから南東の角を欠いてテラスを作り大きな窓を設けました。真南には壁を作り南西の角に窓を設けることで南に建つ住宅の影響を抑えることができました。ほぼ計算どおり冬には日差しが居間の奥まで届く温かい家になりました。植栽計画もさせていただけたおかげで南面の住宅が樹木に隠れてほとんど気になりません。
この住宅のもう一つの大きな特徴はオール県産の木材で作られていることです。ただし必要以上に木材を見せるデザインとはしていません。木材と塗り壁の適切なバランスを意識して優しい空間を作りました。
床は安曇野の赤松、天井も安曇野の杉、梁が佐久の唐松、柱は木曽の桧です。