タイトル | : | 神田の家 | |
建物種類 | : | 住宅 | |
所在地 | : | 松本市 | |
仕様 | : | 木造2階建 | |
建築規模 | : | 140.81㎡ | |
施工会社 | : | 有限会社 建築工房時遊館 | |
竣工 | : | 2021年 | |
写真 | : | 荒井 洋 | |
64坪という敷地の狭さがネックとなり、もう少し広い敷地も候補に挙げて悩んでいたものの最終的には周辺環境の良さでこの敷地に決定しました。南には旧家の庭が広がりその背後に東山がつながるという借景が素晴らしく3mに満たないこちらの庭が何倍にも広がって感じられます。今のところ緑豊かな景色を室内から満喫できています。しかし将来にわたってこの環境が確保されるとは限らず、庭をつぶして住宅が建つことも考えられます。
そこで台所、食堂、居間に囲われた中庭を作りその時に備えることにしました。中庭越しのそれぞれの部屋の関係は妙に気持ちが良く、緩やかなつながりがこの住宅独自の空間を作っています。
中庭により切り取られた自然は昼夜、天候、季節ごとに表情を変え、それをそれぞれの場所から眺めるのが最高の楽しみだとクライアントはおしゃっています。